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無党派層とポピュリズム

安倍政権発足から5年が経ち、戦後有数の長期政権になっています。

世界的な好景気と政権下での日銀の金融緩和によって日経平均は2万円台に突入し、これをアベノミクスの成果と考える人も多いことでしょう。


さて安倍政権支持の理由としては、「野党よりはマシだから」というのが多いのではないでしょうか。

そのような「大衆」の漠然とした支持を得る安倍政権の下で何が起きているのかといえば、森友学園の用地取得や公文書偽造に関する問題です。

大衆の多くは「野党よりはマシ」だとして、政権下での不正な用地取得や公文書偽造を承知の上で安倍政権を擁護しています。


大衆からの支持を得ることで、政権は国を動かしやすくなるのです。

第一次大戦で敗戦国となったドイツでは、ヒトラー率いるナチスが見事社会を立て直して多くの支持を得ました。

民族主義や優生学を標榜したナチス政権は異教徒や障害者、そしてそれに反発する人々をも徹底的に排除し、表現の自由は大幅に制限されました。

にも関わらず、多くの大衆はナチス政権を支持し続けました。

このようにナチスはポピュリズムをうまく使って大衆を動かしたのです。


つまり権力が公文書偽造をしようが何をしようが大衆はついてきてくれる状態をポピュリズムといい、まさにこれが現在の安倍政権を取り巻く状態といえます。

無党派層や政治に関心の薄い層というのは、ネットやマスコミの世論に容易く流され、声の大きな側につくことしかできないのです。

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