写真は11月2日に原宿界隈を散策した時に撮った東郷神社の鳥居です。
エフェクトをかけたわけでもないのに、鯉が泳ぐ緑色の池と少し傾いた陽が反射し合ったのか綺麗に写りました。
東郷神社は東郷平八郎を祀るために造られた神社だそうです。
そういう経緯もあってか、境内には日本軍の記念碑などが多くあり、右翼が好んで使うZ旗がいたるところに掲げられているのが印象的でした。
Z旗とは日本海軍が用いていたバッテンの形をした四色の旗です。
平日の昼間でも若者や観光客の多い原宿ですが、この神社では実に厳かな空気が流れていました。
上の写真にある鳥居をくぐり階段があがっていると妙な事に気がつきました。
階段横の柵は竹でできた日本的なものですが、道の先をよく見ると洋風の柵と階段があったのです。
和の空間に洋を取り入れている感じが、日本文化の多様性を表しているようで面白いなと思って撮ったのが右の写真です。
階段を上がってしばらく歩くと本殿がありましたが工事中のようでした。
どういうわけかこの頃、東郷神社だけではなく都心にある神社仏閣のあちこちで工事が行われています。
この後、原宿から表参道に抜ける時に通ったお寺でも何やら工事をしていました。
迷路のような路地裏を抜けて青山通りを歩くと表参道に着きました。
私が高校1年の頃に初めてバイトしたのが表参道のケンタッキーだったので、歩いていると当時の思い出が蘇ってきます。
その店は改装されていましたが健在で、店の前には行列ができていました。
青山学院や国連大学を過ぎて渋谷に近づくとと工事中の高いビルが見えてきます。
久しぶりの渋谷は随分様変わりしていて、東横線の駅の跡地にそのビルが建設中でした。
そして、高校時代よく立ち読みしていた本屋があった東急プラザも取り壊され、新しいビルができるそうです。
季節外れの寒さと雨が続いた今年の秋ですが、この日は秋らしい暖かさで歩きやすかったです。
思い出をなぞりながら歩いていくと、たまに新しい発見があるので楽しいです。
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