今日5月30日、六本木の新国立劇場で開催中の『ルーヴル美術館展』に行ってきました。
昼前に日テレでこの美術展のCMが流れたのを観て、あいにくの天気ですが行くことにしました。
ちょうど今日からということもあってか、会場には割とたくさんの人がいました。
結論からいうと、私自身そこまで美術に詳しいわけではないので、展示されている偉人を描いた絵画などを観てもあまり感動しなかったというのが本音です。
また思ったより彫刻やアクセサリーの展示も多く、「1000年以上前の巨大な彫刻像を、今の今までどうやって守りぬいてきたのか?」との疑問が生まれ、美術鑑賞とは別の関心が湧いてしまいました。
そんな中、私はある絵画に心を奪われました。
その絵画というのがルブランというフランスの画家が描いた、『スカヴロンスカヤ伯爵夫人』の肖像画です。
スカヴロンスカヤとはロシア貴族の一家だそうで、この女性はそこに嫁いだ夫人ということになります。
このふくよかな丸顔とパーツの位置、そして表情や雰囲気が高校時代の彼女にそっくりで、観た瞬間に懐かしい思い出がフラッシュバックしました。
そして何よりありきたりな肖像画(失礼)には無い、可愛らしい感じが出ていてとても良いなと思います。
ルーヴル美術館展のいろんな作品を観ても正直よく分からなかった私ですが、一枚の素晴らしい絵画を原画で発見できたことだけでも、観に行ってよかったと思えるものです。
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