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立憲民主党への期待

突然の衆議院解散から今日に至るまで一週間余りしか経っていませんが、この間に野党第一党である民進党ができたばかりの希望の党に事実上吸収されるなど、想定外の事態が立て続けに起こっています。

しかし希望の党はリベラルの排除を掲げたことから、リベラルの受け皿は実質的に社会民主党のようなミニ政党、もしくは極左の日本共産党くらいしか無くなることになります。


そんな中、昨日10月2日は民進党のリベラルによって立憲民主党が立ち上げられました。

私は護憲派のリベラルとして、自分の信念にあった政党が結成されたことに対しての嬉しさと期待に胸を躍らせています。

無論、衆議院選挙の比例代表では立憲民主党に投票するつもりですが、私の住む選挙区の旧民進党議員は希望の党に移るということで、その考えを改めないということであればやむ無く日本共産党の候補に一票を投じる予定です。


そもそも前回2014年の衆議院選挙で私は比例代表、選挙区ともに日本共産党に投票しましたが、今考えてみるといささか軽率だったように思います。

というのは、日本共産党が目標としているのは共産主義国の実現であり、それはすなわち一党独裁を狙っていることに他なりません。

故に戦前から党名も基本的な党是も変わっていないのです。

共産主義というとどこか過激なイメージがつきものですが、日本共産党の過激派は1950年代から60年代にかけて分裂を繰り返したことから、政党自体は穏健な共産主義を持っているといえるでしょう。


ここまで私が支持している左派の政党について考えてきましたが、衆議院選挙の争点としてどうなるのか分からないと考えているのは保守層の支持政党です。

民進党などの吸収して一気に存在感を増した希望の党ですが、前述の通りリベラル排除を宣言したことから、保守色の強い政党と見ることができます。

右寄りの風に吹かれて、保守政党である日本のこころの代表が党内もとい政界で影響力の高い夫とともに離党し、希望の党に入党するという前代未聞の事態に発展しました。

日本のこころの前身である次世代の党は保守色が強すぎたことから、前回の衆議院選挙では自民党の大勝とは対照的に大敗北を喫しました。

すなわち、民意は自民党以上に保守的な政党を求めていなかったのです。

以上のことから穏健な保守政党である希望の党は、保守層が投票しやすい政党であると考えることができますが、できたばかりでいまいち一貫性に欠けた政党にどの程度の得票があるのかは未知数です。


いずれにしても親米保守の自由民主党と、党首の野望が滲み出ている希望の党にこれからの日本を担っていくのは難しいのではないかというのが私の考えです。

立憲民主党には立憲主義を堅持しつつ、本当の意味での戦後レジームからの脱却に導いてくれることを信じています。


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