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執筆者の写真KAGAWA 2

サムノフィリア

私には「サムノフィリア」という性的倒錯があり、それが私自身の人生に大きな影響を与えているようです。

サムノフィリアとは睡眠性愛ともいい、眠ったりして意識のない人間に対して性的興奮をするというものです。


私がそれを初めて自覚したのは3歳か4歳ごろでした。

横で昼寝をしていた母親の唇に触れたときに、おそらく初めての性的興奮を覚えたのです。

それ以降も目や口を開けさせたりしましたが、まだ幼児だったこともあってか性欲は穏やかでした。

ただし小学生に上がる頃には、同じクラスの女子が気を失って倒れている姿を妄想しては興奮していました。


そして思春期の近づく10歳ごろになると性欲は以前より増していきました。

当時私は妹と同じ部屋の二段ベッドで寝ていたのですが、性欲の矛先はその妹に向かってしまったのです。

妹は私より一つ年下で、外見的には色黒で小太りと自分の好みではありませんでしたが、夜な夜な眠る彼女にキスをしたり身体を触ったりという行為を続けました。

私は11歳で精通を経験し、その頃の校外学習で寝静まった女子のいる一部屋に侵入してオナニーをしたこともありました。


このようにサムノフィリアとは眠った相手を弄びたいという性的倒錯なので、実に「一方的」な性愛だということが分かります。

私自身、周囲の人からは「空気を読めない」とか「人の話を聞かない」と言われることが多いですが、この性格もサムノフィリア同様に「一方的」といえるでしょう。

乳幼児期の性的な芽生えが人格の基礎を形作り、それが自分の性格やひいては人生にも影響を与え続けるのではないでしょうか。


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